2019.10.18
	
	
	富岡市の方から屋根の雨漏りを見て欲しいとの連絡がありました。
	建物は築60年程だそうです。
	今回はちょうど雨が降っている日でした。
	
	
	お客様のお宅に上がらさせていただき雨の音がするところを教えてもらいました。
	部屋の天井の中心には柱が通っていますがおそらくこの上が棟になっているはずです。
	部屋はリビングになっていて柱の北側すぐのところで雨の音が聞こえるそうです。
	今回の調査日のような小雨では雨の音は聞こえないみたいです。
	
	
	棟の北側にあたる天井からずっと雨の音がしていたようですが、最近では棟の南側にあたる天井からも雨の音が聞こえてくるようになったそうです。
	あくまで台風や夕立のような強い雨が降ってくる時に聞こえるみたいです。
	ただ場所は棟を中心としたところから雨漏りの音がするようです。
	
	
	さっそく雨漏りの音がしているリビングの上の屋根に上がってみます。
	写真では微妙かもしれませんが棟瓦が歪んでいるように見えます。
	のし板がはみ出しています。
	
	
	角度を変えて棟を見てみます。
	棟瓦の一番上にある冠瓦の下には、のし板という平らな瓦が真っ直ぐに積まれていなければならないのですが、そののし瓦が蛇行しています。
	築60年程とのことなので棟瓦の下には瓦固定用の葺き土、泥土が塗られていると思うのですが、
	その葺き土が経年劣化したところに雪の重みで棟瓦の歪みや変形が起こったと考えられます。





	  
