前橋市で雪害により棟瓦の蛇行と「のし瓦」がはみ出た瓦屋根調査

2020.1.16

前橋市のお客様からの屋根の調査依頼がありました。
瓦屋根を見て欲しいとのことです。
お話を伺うと、近所に工事に来ていた業者さんから屋根の瓦を直した方がいいと指摘されたそうです。

問題になっているのは2階の屋根です。
さっそくベランダから見てみることにします。
2階の屋根の下にある下屋は板金ですが、塗装が取れて完全に錆びています。

よく見ると雨樋の継ぎ目からも雨水が漏れているのがわかります。

先ほどの板金が完全に錆びた下屋からは、かなりの茶色い錆びが流れた跡がはっきりと付いています。
また屋根の裏、軒天井がかなり剥がれています。

そして2階の一番高いところにある大棟ですが、全体的に見渡した状態でも「のし瓦」という平たく積まれた瓦がはみ出ているのがわかります。

また写真が遠目で分かりにくいと思いますが、大棟の両端にある鬼瓦の裏に塗られているはずの漆喰が取れていました。

こちらは大棟から見た状態、棟瓦が蛇行しているのがわかります。
こうなっているのは棟瓦を支える漆喰や塗り土が欠落したところに大雪が積もったりして、その雪の重みで棟の形が崩れてしまうことがあります。

また角度を変えて見てみると平たい「のし瓦」は本来一直線に積まれているのですが、雪害によりかなりずれています。
このような状態を放置しておくと雨漏りの原因となります。
一刻も早く棟瓦の積み直しをすることを強くお勧めします。

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