2020.2.19
	
	
	高崎市にご実家のある娘さんからの連絡がありました。
	実家の両親のところに業者がやってきて屋根の異変に気付いたので直した方がいいと言われたそうです。
	業者の出した金額が500万円程だったので、その金額は正しいものなのか見てもらいたいとのことでした。
	
	
	家の裏側から見てみました。
	飛び込みで来た業者はこの家の裏側のところから異変に気付いたそうです。
	
	
	1階のところは板金の屋根になっています。
	色が褪せたり黒ずんだりしていますが錆びたり穴が開いたりはしていませんので緊急性はなさそうです。
	
	
	2階の屋根は日本瓦になっています。
	隅棟のところで過去に直した形跡が確認できます。
	
	特に棟の形の崩れているところや、平瓦がずれているところなどは確認されませんでした。
	
	
	日本瓦の屋根は全体的に、過去に漆喰の詰め増しがされているようでした。
	特に急いで直すようなところは見られません。
	
	家の屋根全体を見渡して、強いてあげるとすれば、隅棟のところで一部漆喰が欠けているところがありました。
	
	
	そして書類を見せていただくと既に請負契約書にサインされていました。
	内容は、雨漏りが発生していないのに屋根の防水シートを全て張り替えと全ての瓦の積み直しと漆喰のやり直しでした。
	クーリングオフできる期間内でしたのでその措置をとるように勧めました。
	飛び込みの業者はいたずらに不安を煽るようなことを言って契約書を書かせるので注意しましょう。





	  
