2020.8.11
	
	
	高崎市のお客様の屋根材が傷んでいるので調査しています。
	屋根の上から見ると屋根材は全ての箇所で端の方が崩れているのがわかります。
	この屋根材と一緒に当時発売された専用釘は腐食することがわかっていて、屋根材がずれ下りたりしないようにハウスメーカーの方で新しくビスを打ち直してくれたそうです。
	
	
	同じ屋根材を角度を変えて見たところ。
	この屋根材はアスベストが使われていないところは評価できるのですが、
	その分、耐久性に問題がある商品で、このように端の方の弱ったところから崩れていきます。
	まずこのような状態では高圧洗浄したら粉々になるので塗装することは不可能です。
	
	
	そしてこの屋根材を正面から見たところ。
	何層にもわたって剥がれ(剥離)が起きてミルフィーユのような状態になっています。
	一番剥離のひどいところは欠けて無くなっています。
	人が歩けば重みでサクサク割れてしまう状態です。屋根材として機能している状態ではありません。
	
	
	そして軒先の雨樋の中には大量の屋根材の粉末が溜まっています。
	屋根材に激しく雨が打ち付けたりして雨水と一緒に雨樋の中へと流れ込んだと思われます。
	この傷んだ屋根に雪が積もれば雪の重みで剥離したところがずれ落ちてくると思います。
	
	
	また原因はわかりませんが、2階の屋根から下りてきた雨樋の先がありません。
	本当はここから1階の屋根を這う這い樋という雨樋があって、そこから軒先の雨樋へと雨水が流れる仕組みになっているはずです。





	  
