2020.11.28
	
	
	高崎市のお客様より雨が降ると2階のバルコニーから雨漏りがしてくるとのお話がありました。
	バルコニーの下には物干しがあって洗濯物を干せるのですが、雨漏りしてくるので雨の日には洗濯物は干せずに移動しているとのことでした。
	
	
	バルコニーの裏側にはベニヤでできた軒天井が張られていました。
	雨のせいなのかわかりませんがベニヤがたわんで隙間ができているようです。
	ベニヤのたわみを直すためなのでしょうかビスで軒天井が固定されていますが、ビスで固定してあるところがビスのサビで茶色くなっています。
	
	
	こちらは一番雨漏りがしてくるところだそうです。
	ベニヤが雨水による腐食で大きく穴が開いています。
	
	
	バルコニーの何が問題なのか上がらさせてもらい調査することにしました。
	バルコニーと壁際には特に亀裂のようなものは見られません。
	
	
	バルコニーの床の勾配はきちんととれていました。
	雨漏りの直節原因となるような大きなひび割れも見つかりません。
	ただ写真左奥の排水口に向かって乾燥した苔のかたまりがあることがわかります。
	
	
	バルコニーの排水口の周りにはたくさんの苔のかたまりがあり排水口の蓋の穴のところをふさいでいました。
	バルコニーの排水口が詰まると雨の日にはバルコニーはちょっとした大きな水たまりになります。
	おそらく排水口へと流れることができなくなった雨水が行き場を探してどこか隙間へ流れ込んでいたものと思われます。
	
	
	バルコニーの手すりの根本のところにはひび割れがありました。
	こうしたひび割れがいくつもありましたのでこうしたところから雨水が流れ込んでいったのかもしれません。





	  
