2021.2.15
	
	
	高崎市で雨漏りしているお宅の屋根の修理をしています。
	屋根の防水シート(ルーフィングシート)を張って平瓦を元の位置に戻しました。
	棟のところに漆喰材を塗って「のし瓦」を1段積み上げました。
	写真は耐震棟金具の穴にステンレスの棒を通しているところです。
	
	
	耐震棟金具の穴にステンレスの棒を差し込んだ状態を近くで見るとこのようになっています。
	耐震棟金具は瓦の下にある野地板という板に固定されています。
	黒く見えるものは漆喰材です。瓦の隙間を埋めて防水します。成分には防水剤はもちろん不凍液も含まれています。
	長方形の「のし瓦」と「のし瓦」は緊結留め金具で固定してあります。
	
	
	次にステンレスの棒に針金を結んでいきます。
	結ぶ針金には理由があって長くなっています。
	今回のお客様の棟瓦は「のし瓦」を4段積み上げます。
	最後一番上に半円状の冠瓦を載せるのですが、その時に冠瓦の穴に針金を通す必要があるため長くなっています。
	
	
	耐震棟金具を使って棟瓦を積み上げることで文字通り地震に強い棟瓦になりますし、
	2年前の台風19号のような強風にも耐えることができます。
	7年前の2014年(平成26年)の記録的な大雪の時には棟瓦が崩れた方もいました。
	近年の自然災害を考えると棟瓦を積み直すことは屋根を守る上でとても意味のあることだと思います。





	  
